液漏れに注意!

梅雨の季節になり、ジメっ気や急な雨などが増えてきましたね!

戸塚では昨晩、豪雨・雷がすごくて眠れませんでした😭

 

止まったままにしていると…

電池交換の受付をしていると

「止まったまま、しまっていたのですが…」

というお客様が結構いらっしゃいます。

そしてお時計のウラブタを開けてみると、ほとんどのお時計がある不具合が起こっています。

それは…「液漏れ」です💦

「液漏れ」って?何が起こる?

電池には電解水と呼ばれる液体が入っています。

電圧の低くなった(機械を動かせないくらい弱った)電池をずーっと入れたままにすると、

内部でガスが発生してしまい、それによって電解水が押し出されてしまった状態が「液漏れ」と呼ばれています。

つまり、

「時計が止まったままにして、放置してしまうと時計内部に液漏れが起きる」

ということになります!

具体的に何が起こるか

では時計の中では何が起こっているのでしょうか?

実際に時計の写真を見てみましょう。

これは数年間とまったまま電池をそのままにしていた時計です。

一見普通に見えますが…

電池を外すとかなり液漏れを起こしていました。

さらにサビも発生しています。

電池の端子の部分がかなり腐食しています。

これでは正常に電池から通電しなくなったり、電池の端子が折れてしまったりします。

液漏れが引き起こす深刻な不具合

「液漏れ」が起こすのはサビや腐食だけではありません。

 

時計の機械にしみて、動きを妨げるんです!

内部の油が流れてしまったり、歯車同士が動きづらくなってしまい、

その状態で電池の交換をしたとしても、電池を余計に消費してしまい、すぐに止まってしまいます!

 

こうなってしまったら分解掃除(オーバーホール)が必要になります!

場合によっては部品の交換も・・・

 

分解掃除をすることによって、染み出した電解水をきれいに洗い、さらに新しく時計用の油をさしなおしてあげることで

電池の寿命の復活や、部品同士の摩耗を防ぐことができるのです。

「液漏れ」を未然に防ぐには…

まずは「時計が止まったまま放置しない」のが先決になるかと思われます。

(当店では電池を抜くだけも¥550で承っていますよ!)

あとは、多湿高温の場所を避けて保管することで防ぐこともできます。

一番いいのは定期的に使って、動かしてあげるのがいいと思います!

 

簡単に液漏れについて紹介させていただきました!

皆さんのお時計、液漏れの心配はありませんか?

もしも不安であれば是非、ご相談を!

 

店舗スタッフより。